イメージ画像
対象期間:2026年10月14日08:00〜15日08:00(日本時間)。英国自然史博物館の公表日は英国現地14日。確認:15日08:03(日本時間)。
要点
- 1924年に収蔵された頭骨の断片が、新種の肉食恐竜と同定されました。
- メガラプトル類がヨーロッパにいたことを示す初めての化石です。
- 新規の発掘ではなく、既存標本の再研究による発見です。
ワイト島の標本に残っていた手がかり
英国自然史博物館は10月14日、新種「Invictibellatrix amberina」を発表しました。英国ワイト島由来の頭骨後部の断片を調べた成果で、生息年代は白亜紀前期の約1億2千万年前とされています。標本は1924年に同館が取得していました。今回の新展開は、この古い収蔵品の分類が研究によって明らかになったことです。出典:英国自然史博物館・10月14日発表
CTと形の比較で新種を見分ける
研究チームはCT撮影から頭骨の立体モデルを作り、ほかの肉食恐竜の頭骨と比較しました。複数の特徴の組み合わせを根拠に、新種でありメガラプトル類に属すると判断しています。研究はRoyal Society Open Scienceに掲載されました。
欧州での存在が確認されたことで、この仲間の分布を考える化石証拠が加わりました。一方、北半球で後に姿を消した理由は、この研究でも解明されていません。全身の大きさや羽毛などの復元には近縁種からの推定が含まれ、全身骨格が見つかったという意味ではありません。出典:同館による研究内容と限界の説明
7月の別の発見と、博物館の役割
関連する別のニュースとして、同館は2026年7月29日、ジンバブエのカリバ湖畔から新種「Musango matusadonaensis」を報告しています。こちらは約2億1千万年前の恐竜で、アフリカ南部の生態系を調べる研究です。今回と同じ種・年代の発見ではありません。出典:同館・7月29日発表(対象期間外の関連情報)
新しい発掘と、保管済み標本の再調査は異なる方法で過去の地球像を補っています。暮らしを直接変える制度のニュースではありませんが、博物館の価値が展示室だけでなく、収蔵と研究にもあることを示す発見です。


コメント