ANA、約3万7,800人の予約情報に参照の形跡 約1,700人は旅券番号なども対象

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10月30日続報:ANAの対象人数と情報項目が判明

ANAは30日、予約情報が参照された形跡のある対象を約3万7,800名と公表しました。29日の「影響範囲を調査中」から、人数と項目が具体化した続報です。この記事では10月31日11時05分(日本時間)に公式本文を確認しました。31日に新しい攻撃が起きたという意味ではありません。

新たに分かった範囲

  • 対象は、2023年8月10日~2026年9月23日にANAへ予約した一部の顧客です。この期間は予約の対象期間で、攻撃が続いた期間ではありません。
  • 約3万6,100名は氏名、予約番号、搭乗日・区間・クラス。約1,700名はこれらに加え、メールアドレス、電話番号、パスポート番号、国籍、マイレージ番号、便名・航空券番号・座席番号などが対象です。
  • クレジットカード情報とパスワードは含まれないと説明しています。対象者へは順次連絡する方針で、通知完了ではありません。

出典:ANAの10月30日公式案内

約1,700名は約3万7,800名の内数です。また、この人数をソラシドエアやJAL・JTAの人数にそのまま当てはめることはできません。公式は「参照された形跡」としており、情報が公開・悪用されたとの断定は避けます。

検知日・公表日・利用者への連絡を分けて確認

Aviation Wireの30日報道は、ANAの説明として、Amadeusが9月24日に不正アクセスを検知し、ANAは10月20日に報告を受けたと伝えています。報道上の検知日と、29日の初回公表・30日の対象範囲公表は別です。同報道では、サービスの中断はなく、対象者への連絡は来週から順次としています。これは予定であり、連絡済みという意味ではありません。

ANAの公式案内によると、関係する認証情報は無効化され、監視が強化されたとの報告を受けています。これは利用者が自分の口座や旅券について何らかの処理を完了したという意味ではありません。

ANAグループを装うメール・電話・サイト・SNS広告に注意してください。予約内容を知っている相手でも、それだけで本物とは判断せず、公式サイトの案内と問い合わせ窓口から確認しましょう。

以下は30日10時58分時点の旧記録です。「人数・項目未公表」という記述は当時の状況で、ANAについては今回の続報が優先されます。ソラシドエアの対象人数の最新値は今回確認できていません。

10月30日午前までの確認記録

ANAは10月29日、予約システムの提供元Amadeusから、ANA便の予約情報への不正アクセスと、一部の個人情報が参照された形跡について報告を受けたと発表しました。ソラシドエアも同日、ANA経由で提供を受けるシステムについて、影響範囲を調べていると公表しています。

2026年10月30日10:58(日本時間)確認。公表は29日で、30日に新たな攻撃が発生したという発表ではありません。

現時点の要点

  • ANAの発表は「一部個人情報が参照された形跡」。対象人数・具体的な情報項目・アクセス期間は示されていません。
  • ANAは詳細確認後に対象者へ知らせる方針です。通知完了ではありません。
  • ソラシドエアはANAと調査を進め、判明した詳細を自社サイトで知らせるとしています。

出典:ANAの29日発表、ソラシドエアの29日発表

分かっていることと、まだ分からないこと

ANAはAmadeusと連携して影響範囲の特定を進めています。氏名や連絡先、旅券情報などのどの項目が対象なのかは、この発表だけでは判断できません。「全利用者の情報が流出した」「カード情報は対象外」といった結論も出せない段階です。

ソラシドエアは、ANAを通じてAmadeusの旅客サービスシステムを利用していると説明しています。こちらも対象人数や具体的な項目は未公表です。両社の発表には、この件に伴う運航停止やサービス再開予定の記載はありません。記載がないことを、あらゆる影響がないという保証にはできません。ソラシドエアの説明

JALの約9万2,000人とは分けて読む

Amadeusをめぐっては、JAL・JTAが28日に約9万2,000人の予約情報への参照の形跡を公表しています。ただし、この数字はANAやソラシドエアの対象人数ではありません。航空会社ごとに判明状況が異なるため、足し合わせたり、情報項目やアクセス期間をそのまま当てはめたりしないようにしましょう。

JAL・JTAの対象範囲と連絡方針は、こちらの既報で整理しています。ANAの発表についてはITmedia NEWSの29日報道でも、人数・項目・時期が未公表と伝えられています。

利用者は公式の続報を確認

自分の予約が対象かどうかは、現段階の発表からは判定できません。ANAは対象者への案内、ソラシドエアは公式サイトでの続報を予定しています。連絡がまだないことだけで対象外と決めつけず、普段使っている公式サイトを直接開いて確認しましょう。

一般的な予防として、航空会社を名乗るメールや電話で急にパスワード・認証コード・支払いを求められても、その場で応じないようにしてください。不審なリンクではなく、公式の窓口から確かめるのが安全です。

被害の可能性と確定情報を分けて読むポイントは、企業のサイバー被害を整理した解説も参考にしてください。

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