米中間選挙で民主党が上下両院の多数派を奪還しました。2027年1月に始まる新議会で、法案や政権監視にどう臨むかが焦点です。
共和党優勢だった地域にも変化
米国で11月3日に投票が行われた中間選挙で、民主党が連邦議会上院と下院の多数派を奪還しました。ロイター通信とAP通信が4日に報じています。共和党優勢とされてきた地域にも民主党の勝利が広がり、テキサス州では上院選と知事選の双方で共和党が敗れました。ロイター配信記事(11月4日)、AP通信
テキサス州務長官の開票速報は、11月4日午後4時25分更新と表示された時点で、上院選の民主党ジェームズ・タラリコ氏が5,444,982票、共和党ケン・パクストン氏が4,249,373票としています。これは開票速報であり、正式認証済みの最終結果とは区別が必要です。テキサス州務長官・開票速報
政権との関係はどう変わるか
2027年1月に新議会が始まると、民主党は議会での調査や法案の修正要求、人事承認などを通じて政権を監視する立場になります。ロイターによると、トランプ大統領は選挙結果を受け入れる姿勢を示す一方、民主党が提出する法案への拒否権にも言及しました。両党がどの政策で協力し、どこで対立するかはまだ見通せません。
ロイターは物価高やイランとの戦争への不満を背景に挙げ、APも有権者による議会の抑制を求める声を伝えています。複数の要因が絡む選挙であり、結果を一つの理由だけで説明することはできません。
未確定の選挙区もあり、最終議席数や正式認証を確認する必要があります。
物価対策をはじめ、両党が生活に関わる政策でどのような合意を築くのかが今後の焦点です。この記事は11月5日午前8時までに確認した報道と開票速報に基づきます。
2006年にも議会の多数派が交代
過去にも、共和党大統領の任期後半を前に民主党が上下両院の多数派を得た例があります。2006年11月7日の中間選挙では、ブッシュ政権下でイラク政策への不満が高まるなか、民主党が下院233議席を獲得。上院は民主党49人に、同党と会派を組む無所属系2人が加わって多数派となりました。列国議会同盟・選挙記録
2007〜2009年は共和党の大統領と民主党主導の議会が並立する分割政府となりました。今回との共通点は、大統領を交代させず議会の勢力図が変わることです。ただし、当時と今回の戦争や経済事情は同一ではありません。米下院歴史局・政権と議会の党派構成


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