SB C&Sの主要取引システムが復旧 IT-EXchangeで使える注文方法と残る制限

スマートフォン、メール、会員証の個人情報を守る青い盾と鍵のイラスト 未分類

SB C&Sは2026年10月15日、不正アクセスの影響で利用しづらくなっていた主要な取引システムの復旧を公表しました。ただし、IT-EXchangeには使えない機能が残っています。会社全体の復旧案内と、個々の画面でできる操作を分けて確認することが大切です。SB C&Sの10月15日発表

確認:2026年10月16日16時58分(日本時間)。障害発生は10月7日、復旧状況の公表は10月15日です。各システムの復旧完了時刻や侵入開始時刻は、今回の案内からは確定できません。

要点

  • 主要な取引システムは復旧。滞っていた案件は順次対応する方針です。
  • IT-EXchangeは見積もりからの注文などが再開。カート注文や商品検索には制限が残ります。
  • 顧客登録情報の外部流出はなかったと会社が判断。サービス復旧とは別に示された調査上の説明です。

使える注文方法と、まだ使えない機能

IT-EXchangeの公式案内は、10月15日22時30分時点で「申請書WEB」の再開を追加しています。一部制限は同機能内の案内で確認するよう求めています。すでに再開していたのは、担当者が提示した見積もりや障害前の過去の見積もりからの注文、一括アップロードによる注文登録、ClouDXです。

一方、利用者自身による見積もり作成、カートからの注文、商品検索、見積書・注文書のダウンロードは、同案内では引き続き利用できないとされています。IT-EXchangeの機能別復旧案内

急ぐ注文や手続きは営業担当へ

公式は急ぎの案件について担当者への個別連絡を案内しています。見積もりがある注文と、新たに商品を検索してカートから注文する操作では、利用状況が異なります。

業務上の確認として、処理途中だった案件は受付済みかどうかを確認してから再操作すると、二重注文を防ぎやすくなります。これは本記事の実務上の提案で、今回二重注文の被害が公表されたという意味ではありません。残る機能の具体的な復旧時刻は、確認した案内には示されていません。

顧客情報について会社が説明したこと

SB C&Sは、利用先のIDCフロンティアが10月14日に示した調査結果を踏まえ、自社サービス上のデータが参照・持ち出された痕跡や裏付けが確認されず、情報悪用などの二次被害も確認されていないと説明しました。その上で、顧客登録情報の外部流出はなかったと判断しています。情報流出に関する会社の説明

これはSB C&Sの顧客登録情報についての判断です。同じクラウドを使う別企業の被害や、別のシステムに保存された情報まで一律に結論づけるものではありません。

背景:クラウド側の調査と利用企業側の復旧

今回の障害は、SB C&Sが利用するIDCフロンティアのクラウドへの不正アクセスに起因すると説明されています。IT-EXchangeは10月7日3時40分から障害が発生したと案内しています。

IDCフロンティアの10月14日第5報では、対象4ゾーンの仮想サーバー内のデータについて、持ち出し等を示す事実が見つからず、外部流出はなかったと判断しています。一方、別の管理用ポータルでは48社の登録情報への不正な照会を確認したと公表。ここでも持ち出しの痕跡は未確認としています。仮想サーバー内のデータと管理用の登録情報は、区別して読む必要があります。IDCフロンティアの第5報

同報はバックアップを取り出せる対象についても更新していますが、利用企業ごとの全機能復旧を保証する内容ではありません。10月10日のITmedia NEWSの報道も、ソフトバンクと連携した復旧支援体制を伝えていました。これは今回より前の経緯です。

過去の障害範囲と支援案内は、IDCFクラウド障害の前報にまとめています。今後はSB C&Sの残る機能制限、保留案件の処理、追加調査を個別に確認していきます。

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